混雑した満員電車のストレスから解放される為に行うべき7つの方法

日本は少子高齢化の一途を辿っていますが、電車の中ではその影響を全くといっていいほど感じさせません。

 

特に人の乗り込みが多い路線の乗車率は200%に迫る勢いとなっており、今後もますます悪化の一途を辿ると言われております。

 

満員電車が好きという方を周りで見たことはありますでしょうか?

おそらくその答えはノーだと考えられます。

 

誰しもが避けたい行動にも関わらず、文句を言いながらも満員電車に乗り続けストレスを感じています。

 

この記事ではそんな満員電車のストレスを解消する為の7つの方法をご紹介しています。

 

この記事から分かること

・なぜ満員電車が無くならないのか?が理解できる

・満員電車から解放される7つの方法が分かる

・今後自身が行うべき行動の計画が取れる

 

ぜひこの記事を参考していただき、今後も無くなることがない満員電車のストレスに対策を打ち出しましょう。

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電車に人が増え続ける理由

電車に人が増え続ける理由は単純に、首都圏に企業のオフィスが沢山あるという以外にも考えられる点があります。

 

満員電車が無くならない3つの要因

・外国人移住者や観光客の増加

・地方の過疎化

・タワマンの乱立

 

これからも満員電車が無くならないどころか、逆に増え続けてしまう大きな要因は3つ考えられます。

 

1つずつ確認していきましょう。

 

外国人移住者や観光客の増加

外国人移住者が増えた大きな理由として、安全かつ賃金の高い労働環境を求めて出稼ぎに来る方や、技能実習生の増加などが考えられます。

 

令和の元年の7月に法務省から発表された統計によると、日本の人口は1億2477万人となり、前年から約45万人もの人口が減ったという統計が出ています。

 

しかし、その一方で外国人はおよそ20万人増加し、過去最多の267万人となりました。これは日本全体で2%の上昇となっています。

 

過去5年間で確認すると、日本人は410万人の減少・外国人は58万人の増加となっています。

 

特に東京に集中している

(画像引用元:法務省

 

法務省がまとめた情報によると、過去5年間でおよそ60万人の増加となった外国人移住者の数ですが、そのほとんどが東京・大阪・名古屋といった都心部に集中しています。

 

福岡や北海道といった場所よりも、本土の比較的人口が多い地域に集中しており、第4位に神奈川県、第5位に埼玉県がランクインしている事を考えると、この2県も東京へのアクセスを考慮しての移住と考えられます。

 

また、移住者以外にも日本へやってくる外国人観光客は年々増加しており、年間にして日本の人口の四分の一にあたる3000万人が来日しています。

 

この影響から各観光都市、主に京都などでは「オーバーツーリズム」などの影響により、正常に通勤できないなどの問題が発生しております。

 

地方の過疎化

新たに進学や新卒などで都心部に上京してくる方が毎年多くいらっしゃり、日本の大学生の約3割が東京にやってくるとも言われております。

 

総務省の統計によると、その数は年間50万人に上る人数となっており、これは鳥取県の人口に値する規模となっています。

 

出稼ぎなどにやってくる方が多くいる一方、地方は何かと不便が多く、また、高齢化に伴い住民税の負担増などの悪循環に見舞われている地域などもあります。

 

2020年の統計では人口100万人を割る県が10県ランクインしています。

 

人口が多い県人口が少ない県
東京都(1394万人)鳥取県(55万人)
神奈川県(920万人)島根県(67万人)
大阪府(882万人)高知県(69万人)
愛知県(755万人)徳島県(72万人)
埼玉県(733万人)福井県(76万人)

 

この人口の影響が朝の満員電車に影響を及ぼしているのは言うまでもありません。

 

タワマンの乱立で街が混雑している

都心部に比較的近い駅近にタワーマンションの建設ラッシュが起こりました。上層階を購入し、すぐに転売などをおこなう「空中族」なる言葉も誕生したほどです。

 

1つのタワーマンションが建設されると700戸を超える住居が出来上がります。

 

そこに2〜4人の家族が入居をすると考えると、およそ3000人もの人口が増える形になる為、一気に駅に人が溢れる結果へと繋がります。

 

仮にタワーマンションが3棟建設されれば、1万人もの人が街に増える形になります。

 

東京の武蔵小杉ではタワーマンションの乱立により住人が増え、駅前に行列が出来、ホームに入るまで数十分もの時間がかかってしまうようになってしまいました。

(品川〜武蔵小杉)間はJR横須賀線に乗り10分ですが、実際には30分以上の時間がかかってしまう現象が起きてしまっています。

 

今後も各地でタワーマンションの計画がされている点からも、ますます都心部へ乗り入れする電車は人が殺到するでしょう。

満員電車でどれだけの時間を無駄にしているか?

画像引用元:統計情報リサーチ

 

統計情報リサーチの情報によると、平均通勤時間は43.8分という統計が出ています。

時間帯にして最も多いのが45〜1時間、次いで30〜45分、1時間〜1時間半という順になります。

 

年間にして約1ヶ月の通勤時間?

年間で通勤時間にかけている時間を計算していきましょう。

 

(例) 土、日、祝休み 夏季休暇 冬季休暇 年末年始休暇あり

年間休日日数:125日

 

365日-125日=240日

240日×2時間(往復通勤時間)=480時間

480時間=20日

 

年間通勤日数:20日

 

片道1時間の通勤が必要な方の所要時間は、年間にして20日間以上通勤時間だけで時間が過ぎていってしまっている計算となります。

 

通勤時間は遅延などの影響で時間が遅くなる事はあっても早くなる事はありません。特に早朝のピーク時では遅延が当たり前となっています。

 

座りながら勉強などを行える方と違い、ギュウギュウ詰めの状態では自己成長が高まるどころか、逆にストレスによって疲弊してしまいます。

 

そのような状態に陥っているのであれば行動が大切になってきます。

 

次の章で対策を確認していきましょう。

満員電車のストレスから解放される為に行う7つの方法

満員電車が今後も無くなる可能性が低い事をお伝えしてきました。

 

では一体どのようにしてストレスから解放されれば良いのか?

日々の満員電車のストレスから解放されるには7つの方法が考えられます。

 

7つの改善方法

・勤め先の付近に住む

・始発付近の駅に引っ越す

・ピーク時をズラして出勤する

・グリーン席で乗車をする

・地方に住む

・在宅の仕事に切り替える

・就業時間をズラして勤務する

 

住居を移すもの、仕事を変えるもの以外にも行えること紹介しています。

 

ストレスの解放① 勤め先の付近に住む

もっとも考えつく行動の1つに職場の近くに住むという選択があります。仮に職場の近くに住む事が出来れば満員電車に乗らなくて済むだけではなく、通勤時間の短縮になるなどのメリットもあります。

 

朝起きるのが30分遅くても良いかもしれませんし、歩くだけで職場に到着することも可能でしょう。

 

しかし、満員電車で悩むという事は、勤め先の企業が都心部にあることを意味します。郊外よりも都心部の方が地価が高くなるので、中心地に寄れば寄るほど家賃が高くなります。

 

家賃を安く抑えようとすると、築年数が経過していたり部屋の間取りが少なくなったりと、住宅環境に影響してきます。

 

デメリット

家賃や生活の支出が増えてしまう為、毎月の家計を圧迫してしまう恐れがあります。副業などをうまく活用しながら行っていく必要があると言えるでしょう。

 

年間20日以上の時間がかかってしまっている方は、引っ越しをしてその時間を副業に当てるなどの時間の余裕も生まれる可能性があります。

 

ストレスの解放② 始発付近の駅に引っ越す

先ほどは職場の近くに住むというものでしたが、逆に家賃の安くなる遠方に住んでみるのも一つの手です。

 

中途半端に会社から近い場所ですと、すでに別の駅から乗客が乗っている為に混雑の中心となってしまいがちです。始発付近の駅であれば都心からは離れますが、座席に座りながら通勤できる可能性もあります。

 

座席に座っていれば読書をしたりスマホを操作したりと自分の時間を確保する事が出来る為、混雑時に立ちっぱなしでただ単に時間が過ぎるよりも有意義と言えます。

 

デメリット

地方に行けば住民税の負担が増える恐れがあります。また、現状よりも少し早めに自宅を出発しなくてはならない為、生活リズムになれるまでは苦労するかもしれません。

 

ストレスの解放③ 混雑時をズラして出勤する

朝活

 

近年ビジネスマンを中心に朝の生活を見直す動きが強まっています。

通常よりも早く起きる事によって、出社前の朝の時間を有意義に使用するものです。

 

例えば、朝早くの電車に乗り勤め先付近のカフェで作業を行なったり、ジムなどで一汗かいてから出社する事によって、満員電車から逃れられるだけではなく、自身の成長となる行動に繋げる事ができます。

 

一度起きてさえしまえば、夜と違い朝はお酒などの誘惑が少ない為、健康的な生活が送れるのも大きなメリットです。

 

デメリット

朝早く起きることに対して大きなデメリットは感じさせません。

特に大きな出費なども伴うことなく行う事が出来るため、最も効率の良いストレス緩和と言えるでしょう。

 

ストレスの解放④ グリーン席で乗車をする

別途有料の席に乗る事で座りながら通勤する事ができます。

 

JR東日本では、中央快速(大月〜東京)青梅線(立川〜青梅)の期間にてグリーン車の導入を進めているなど、今後グリーン車の需要が強まる可能性があります。故に通勤時間帯などに申し込みが殺到しすぐに座席が埋まってしまう恐れがありますので、注意が必要です。

 

ストレスの解放⑤ 地方に住む

ここからは転職も伴う項目となっています。

 

地方都市に移住することによって満員電車のストレスから解放されます。地方では都心部であっても車通勤などが主流の県が沢山ありますので、渋滞などのリスクも考えられますが、少なくとも服やカバンが引っ張られるなどのリスクは少なくて済むでしょう。

 

デメリット

いきなり田舎に住んでしまうなどの郊外に出てしまうと、転職によるストレス、周辺環境にうまく馴染めない、などの恐れがあります。

 

ガラッと生活を変えるにはリスクが伴います。

ストレスの解放⑥ 在宅の仕事に切り替える

ITの発達やフリーランスの台頭により、場所や時間を選ばずに仕事を行う方が増えました。

パソコンを使用した作業等であれば、リモートワークを駆使して自宅で作業ができる為、満員電車に乗らずに済みます。

 

デメリット

転職を伴う可能性があります。

リモートワークやフリーランスでは経験や知識が必要となってくる為、未経験からいきなりの在宅ワークは難しいでしょう。

 

未経験の方であれば、クラウドワークスなどで副業を行いながら本業と兼業を行いスキルアップ等を目指していくと良いでしょう。

 

ストレスの解放⑦ 就業時間をズラして勤務する

出社時間を早めるのではなく満員電車に被らない職種に転職をするものです。

 

例えば、販売員などの仕事でしたら朝が10時出社などの場合もありますし、カフェなどの飲食業でしたら早朝、またはお昼からと言った就業時間です。

 

また、フレックスタイムを採用している企業などでしたら臨機応変に対応できる可能性もありますので、見ておくべき一つのポイントと言えるでしょう。

 

デメリット

満員電車に乗らないようにする為には大きく業界を変える必要性が伴います。

業界によっては給与水準が低い傾向にある場所もある為、事前に転職サイトの調査を欠かすようにしましょう。

 

満員電車に乗らない為のまとめ

7つの満員電車に乗らない方法をご紹介してきました。仕事を変えずに出来るもの、お金がかからないもの、それぞれ自身の生活にあった方法を選ぶと良いと言えるでしょう。

 

生活を変えるには別の大きなストレスが伴います。

少しでも行動をする事がストレスから解放される近道となります。

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