
2019年8月29日(木)
ドキュメンタリー番組 カンブリア宮殿が放送された。
今回の特集は、以前にも番組に登場した、野菜宅配ビジネスを手がける会社、オイシックスだ。
7年前は年商100億ほど、しかし現在は700億円に迫る勢いだという。
およそ5倍の金額だ。
社長の高島宏平が番組に登場し、業績好調の理由を話した。
今回はそんなオイシックスから、ビジネスチャンスを学んでいきたい。
オイシックスとは?
出典:twitter.com
2000年創業。
オイシックスは野菜の宅配を手がける会社。
株式会社オイシックス・ラ・大地が提供するサービスだ。
オイシックス・ラ・大地はマザーズに上場している。
食卓をもっとおいしく、もっと便利にがコンセプト。
契約農家はおよそ4000件に上る。
これはもっと大きくなると発言している。
大ヒットの理由
番組ではお子さんを抱える北村さんが登場。
家に密着すると、そこには野菜キット オイシックスが!
ダンボールに入り、宅配で届いた。
番組で北村さんは2品を作成。
大葉の肉野菜炒め。
ほかほかのかぼちゃ料理が登場。
手軽さ
野菜がカットされており、料理ごとのキットになっている。
ソースなどの調味料も入っている。
先ほどの2品にかかった時間はわずか20分だ。
最近ではあの有名料理店「賛否両論」とコラボした商品なども販売。
スーパーでの販売
ネットだけでなく、スーパーでも料理キットを販売。
中でも大人気はビビンバキットだという。
手軽さが売りだ。
商品開発のレベルの高さ
小松菜の食べやすいサイズの議論。
利用者の声を実際に聞き、改善している。
家族で楽しめるアイデアキットも、商品化前に、一般ユーザーからの知識を得る。
冷凍庫の空き容量の問題などの問題に直面できた。
社長自らユーザーの声を聞く。
経営統合
ラディッシュボーヤ、大地を守る会と経営統合。
野菜宅配業者の、一大勢力として君臨している。
それぞれに特徴がある。
オイシックス
共働きの若い夫婦がターゲット。
手軽にできる料理がメイン
ラディッシュボーヤ
料理を楽しみたい女性向け。
パレルモというパプリカに似た珍しい野菜が
おまかせセット、で料理好きの方をターゲットにしている。
番組では、パレルモを使い、大胆にグラタンを作った。
大地を守る会
健康に気を使う年配層
栄養価に気をつけた食材がメイン
激化する競争の秘策とは?
高島宏平の社長が競合ついて番組で触れた。
近年、アマゾンや、イトーヨーカドーなどでも、野菜の宅配サービスが開始。
クックパッドマート
中でも一番の競争相手になりそうなのはクックパッドの新サービス。
その名はクックパッドマート。
海外のソーセージなど、珍しい商品が並ぶ
宅配ボックスのような、冷蔵ボックスに配送し、ユーザーの時間に合わせて商品を受け取れる。
誕生秘話
マッキンゼー出身の高島が着目したのは、良い野菜を自宅に届けるサービス。
一人暮らしの味方になると考えた。
食の流通に革命を起こす
この信念で動いてきた。
何もない場所からのスタートだった。
取引相手
たつやのにんじん。
オイシックスによって業績がアップした会社だ。
業績に伴い、長男が戻ってきた。
生産者の貢献にも繋がっている。
新たな取り組み
新たな取り組みは海外にもおよんだ。
アメリカのサンフランシスコの食のベンチャーを訪ねる。
もやしの緑豆から卵に変化する食材。
コレステロール0
卵アレルギーでも食べられる。
液体を注ぎ、フライパンで焼くと卵のようなものに変化。
この技術はここだけだという。
様々な企業の買収
僻地の人にも野菜を届けようと、とくし丸を2016年に買収。
買収は日本だけに留まらない。
アメリカのボストンにあるパープルキャロットという企業も買収している。
まとめ
快進撃を続けるオイシックス。
今後この業界は更なる激化が予想されるが、いち早くこの業界に着目した高島社長の経営手腕は確かなもの。
また、現状に満足せず、更なる快進撃は株価の上昇なども期待できる。
これからも野菜宅配サービスから目が離せない。