前田裕二はなぜ人を魅了するのか?投資会社で得た営業能力とは?

最近メディアに引っ張りだこの男がいる。

 

SHOWROOM社長前田裕二だ。

若くして会社の代表を務める彼は、元外資系投資銀行出身という経歴を持つ。

 

主に営業という業種になるのだが、顧客に投資情報を勧め契約を得る為には、想像を逸する膨大な知識が必要となる。

いわば投資のプロというわけだ。

 

今回は各方面に大活躍を見せる彼に迫っていこう。

 

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前田裕二とは?

出典:twitter.com

1987年生まれ。

 

若くして両親を亡くし、路上ミュージシャンとして生計を立てる。

2010年に早稲田大学政治経済部を卒業後、日本の新卒の給料のおよそ2倍の外資系投資銀行(UBS証券)に入社。

UBS証券時代

日本での成績がわずか一年で認められ、ニューヨークに拠点を移す。

主に北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務を担っていた。

 

株式市場の数千億〜数兆円の資金規模を運用する投資ファンドに対しアドバイザリーを行う。

アメリカでもトップの評価。"ティアワン”と呼ばれる顧客を対応。

書籍にてニューヨークに移った際の年収が、1000万ほどだと書いており

若干24歳にして、全体の4%しかいないとされる年収に達している。

 

※またテレビでは、年収3000万円を超えると見える景色は変わらないといった発言もしている。

SHOWROOM設立

2013年 DeNAのファウンダー南場智子氏をきっかけにDeNAに入社。

2015年にSHOWROOM株式会社設立。

 

ハーバード・ビジネス・レビュー

「次代を担う20人のリーダー」に選出。

 

現在は、SHOWROOM株式会社代表取締役として事業を率いる傍ら、テレビ出演や、書籍を執筆するなど、活躍は多岐にわたる。

 

SHOWROOMの誕生秘話

幼き頃の路上でのライブがヒントとなった。

 

幸福度が高かったお金の稼ぎ方が、路上でパフォーマンスをしたこと。

誰でも配信でき、努力によって成果がしっかりと現れるような環境を作りたいと思ったからだ。

 

こうしたSHOWROOMの誕生はメモの力が大きかった。

「ファクト→抽象化→転用」

 

リクエストに答えるとファンが増える→歌のうまさではなく絆にお金が生まれる

会社の誕生も、ふとしたキッカケから生まれていた。

前田裕二のストイックさ

前田氏はストイックとして非常に有名。

 

人には絶対に負けないという信念があり、目に見える成果をいち早く出し

高みに登ることを常に意識する強い執念があります。

仕事

テレビ番組出演の際には、分刻みのスケジュールが入っており

お昼ご飯どころか、トイレの時間までなくなってしまっている。

 

投資銀行時代にはまだ日も登らない4時半〜5時に出社。

毎日日経新聞を隅々まで読み、情報をインプット。

電車が動いていない為、大手町のオフィスに自転車で通勤。

 

マーケットの時間は朝の9時から

それまでの時間に、新聞や資料などで、海外マーケットの情報を叩き込んでいた。

 

自身のルール
誰よりも会社に早く着き、誰よりも遅くまで一生懸命働く。
質で勝てない分、量でおぎなう方法を取っていた。

睡眠時間

仕事への熱の投下量はとても大きく、平日は3時間睡眠、土日は6時間泥のように眠ると発言しています。

起きているときはほとんど作業に費やしている。

 

前日にどんなに夜が遅くても、朝の5時にはデスクにいる。

ニューヨーク時代に周囲からは「クレイジーだ」とまで言わしめるほどでした。

 

夜は会食の予定が1日に3本も立て続けに入っていることがあり、多忙を極める。

営業

他者の目

仕事の基本は思いやり。

 

ポイントは相手の目線に立ってしっかり物事を考えること。

自分が相手だったら」を大事にしています。

 

テレビなどの出演の際は非常に物腰が柔らかであり、人の話をしっかりと聞いています。

 

ゲームのルールを理解する

最初は営業の電話に出てもらえなかったそうだ。

飲み会などへの積極参加、自信をさらけ出すことにより徐々に電話に出てもらえるように

 

上司からは、「プライドの高い奴の電話を取りたくないだろ?

と言われ、仕事をゲームのように捉え、営業のゲームルールを学んだ。

下手なプライドは無駄だということを教わった。

自己分析

就活の際に、自身がどういった存在なのかをしっかり考えた。

ノートに書き出す作業だ。

ノートは30冊を超えた。

 

相手の特徴や、先方が何を考えているのかをメモ。

また、気付きなどを忘れぬようにメモし、相手への情報を怠らない。

 

この経験から、のちの「メモの魔力」の出版につながっている。

 

頑張る

こちらもストイックな要素と似ていますが

前田氏は「どうして投資会社で成功できたのか?」と尋ねられると

頑張ったから」と答えています。

 

この頑張るというのは、見極めてやり切ること

ビジネスのPDCAをしっかりと定め、見極めて貫くことを意味しています。

見極めの作業がしっかりすれば、モチベーションに繋がるといいます。

 

投資会社で得た営業能力

上司の存在

数々の功績を残している前田氏ですが、一目置く存在の人物がいます。

UBSに入るきっかけとなった、宇田川さんという人物です。

 

前田氏が天才と言い張るほどの人物。

 

すべての面で圧倒され、同年代になった際にギリギリ超えられるかわからないほどの感覚を味わったそうだ。

宇田川さんは、仕事ができるのは大前提の元、誰からも慕われており社内には

彼の為であれば休日出勤も喜んで来る

と受付の方が言っているほどです。

 

勉強なんかいらない、ただ人に好かれる事。

宇田川さんが、前田氏にアドバイスした言葉です。

取引先でも、掃除のおばちゃんでもしっかり目を見て挨拶をする。

 

人間の基本を守る事の大切さを前田氏に教えた。

テレビ出演などで目にする、彼の人当たりの良さの原点と言ってもいいだろう。

 

この経験が自身のコミュニケーションに繋がっていると考えて過言ではない。

様々な交友関係

堀江貴文(元ライブドア社長)

西野亮廣(キングコング)

箕輪厚介(幻冬舎編集者)

堀江祐介(クラシル代表)

出典:そらてん

 

元会社経営者や、お笑い芸人まで多岐にわたる交友がある。

また、これらの友人はインフルエンサーとしても影響力がある方ばかりだ。

自らをブランディングすることによって、やりたい事を楽しんでやっている。

 

またインスタグラムでは、バンドのGLAYやお笑い芸人のロンドンブーツの淳などとも一緒に写真を撮っている。

前田裕二の書籍

現在(2019年)までに2冊の本を出版している。

 

人生の勝算 [ 前田裕二 ]

この本では主に前田氏の生い立ちが書かれている。

投資会社での営業やSHOWROOMでの葛藤など、彼が20代の若さでいかにして成功を掴んだかのヒントが隠されている。

 

プロデューサーの秋元 康氏と出会った際に

僕はビジネスにも人生にも勝算があります

 

と言った。

 

この本で伝えたいこと

・絆の大切さ

・努力の大切さ

・コンパスを持つことの大切さ

このように語っている。

 

メモの魔力 The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ]

 

この本ではタイトルから分かるようにメモを取る大切さを伝えている。

巻末には自身を知る為の、自己分析1000問が用意されている。

 

私生活や、やりたいことが見つからない、または投資の成績が優れないなどの悩みを抱えている方は是非チャレンジしてみるといいだろう。

違った観点から自分というものが何のかが分かる。

 

どちらの本も読み応え抜群の内容だ。

彼の人生の哲学が、1冊1500円前後で購入でき、知識に変えれるのであれば、こんなに安い買い物はない。

ぜひ投資することをオススメする。

 

前田裕二の3つの営業能力

前田氏の営業能力を分析すると3つの重要な要素に気付けた。

3つの要素

努力

圧倒的な知識量

思いやり

 

これらをどれか1つでもなくしていたら、今のような結果にはならなかっただろう。

今後もSHOWROOMはますますパワーアップしていくだろう。

 

また前田氏も、着実に自らをブランディング化していっている。

更なる活躍が楽しみだ。

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