レゴ投資は儲かる?メリット・デメリットや価値を決定する5つの項目を紹介!

レゴは世界中で愛されるおもちゃの一つですが、単なる遊び道具としての価値を超え、近年では資産価値を持つアイテムとしても注目されています。

人気のブロックといえば真っ先に「レゴブロック」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

 

デンマークの玩具会社が開発した、世界的に知名度を誇るおもちゃです。

 

近年では大人向けのレゴブロックが発売されるなど、未だ人気の色褪せる事のない商品です。

 

そんなレゴですが、なんと自身が遊んでいた商品が思いがけないほど高額な金額で取引され、実物資産として名を馳せ「レゴ投資」というワードが用いられ注目されています。

 

この記事では、そんなレゴブロックに投資を行うことによって本当に儲かるのか?また、メリット・デメリット、お宝レゴの見つけ方などの解説をしていきます。

 

この記事から分かること

 

・レゴブロック投資について理解できる

・実物資産として成り立つ要因が分かる

・レゴブロック投資のメリット・デメリットが知れる

・お宝レゴブロックを探すコツが見つかる

 

魅力的なレゴの世界観を楽しみながら投資について知識を蓄えていきましょう。

 

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レゴ投資は儲かる?

レゴ投資とは主に、デンマークの玩具会社が開発したプラスティック製の組み立て玩具「レゴブロック」を購入し、長期間保有することによって、稀少性が高まり、価値が上がったところで売却をし利益を上げる取引の1つです。

 

昔から稀少性が高まったおもちゃは高額で取引されることが多く、特に日本では超合金のおもちゃやカードゲーム、戦隊ヒーローものや特撮系のおもちゃに高値が付いている傾向が見受けられます。

 

そして、近年、価値が高騰する商品として注目を集めてきたのが「レゴブロック」です。

 

通常レゴブロックは2年ほどでカタログから外れ、新たに新商品が誕生する為、すでに生産が終わった物は値が上がりやすいという所に目をつけた投資方法です。

 

中には購入時よりも50倍の値が付いたレゴもあるほどです。

レゴ投資は実物資産

株や債券などは購入しても手で触れる事が出来ません。

 

レゴブロックは実際に手に取る事ができる為、不動産や純金などといった物と同等の実物資産として捉える事が出来ます。

 

開封するとその価値は半減してしまいますが、中古でも購入金額を上回る値で取引される事もあるので、遊びながら資産となるおもちゃです。

 

チェック現物資産である為、実際にレゴで遊ぶ事ができる。

レゴ投資は長期投資と同じ

レゴブロックは購入した後すぐに売却しても、価値が低いため値段があまり付きません。

 

目安の期間として5~10年。更に多くの時間を掛けても良いでしょう。

 

生産停止などにより希少性が高まったおもちゃほど高額になるケースがある為、適切に保管をして価値を高めます。

 

チェックレゴブロック投資は、株式投資や債券などの長期保有とも似ている傾向にある。

レゴ投資は価値が上がる投資先

実物資産の代表的なものとして不動産が挙げらます。

 

毎月の家賃収入や、物件の売買により利益を生む投資です。しかし、不動産は通常価値が目減りしていく投資先です。

 

建築年数が経過した不動産には様々なランニングコストがかかり、資産としての価値を減らしてしまいます

 

都心部にアクセスが良く、立地の面などから評価され価値を上げる事がありますが、実際に購入金額よりも価値を上げる事は稀です。

 

レゴ投資は不動産投資とは逆に時が経つにつれて希少性が増す為、同じ資産という括りで考えても非常に魅力的な投資先である事が分かります。

 

チェックレゴブロック投資は価値が上がっていく。

レゴの価値を決定する5つの項目

 

レゴ投資で利益を上げる為には、しっかりとしたレゴの価値が上がる仕組みを理解しておく必要があります。

 

レゴブロックの価値が決定する要素は次の5つです。

 

レゴブロックの価値

・ジャンル

・生産数(プレミア度)

・人気、需要

・販売価格

・保存状態

 

1つずつ確認していきましょう。

レゴの価値を決める項目① ジャンル

レゴブロックでは様々な映画や企業とコラボした商品が多く展開されています。

 

映画や有名ブランドとのコラボレーションによる特別エディションは、ファンだけでなく一般の投資家からも高い注目を集めます。

これらの商品は発売から時間が経過するほどに価値が上昇しやすい特性を持っています。

 

「STAR WARS」「Disney」「バットマン」「ハリーポッター」「スパイダーマン」などの映画作品とのコラボから、大人向けにコラボした「ポルシェ」「フェラーリ」「ブガッティ」などの大手車メーカーとコラボしたものまで、様々なジャンルが発売されております。

 

特にスポーツカーのジャンルは高額な値が付きやすい傾向にあります。

 

 

イタリアのフェラーリとコラボした「レゴ レーサー エンツオ・フェラーリ1/10 8653」は、当時の販売価格が18360円にも関わらず、amazonで168.000円、楽天では200.000円越えの金額で出品がされています。

 

人気のあるジャンルを選ぶことがレゴ投資成功への近道です。

レゴの価値を決める項目② 生産数(プレミア度)

レゴにはそれぞれロット数(生産数)が決まっています。

生産終了したレゴセット、いわゆる絶版セットは、時間が経つにつれて手に入れるのが困難になります。これにより、希少性が増し、市場価格が上昇する原因となります。

 

当然ながらロット数が少なく、人気のあるものは今後値が上がる期待感が持てますし、パーツの総数が多く、高価なものほど生産数が低い傾向にあります。

レゴの価値を決める項目③ 人気・需要

人気や需要も価値を決めるのに欠かせない項目の1つです。

 

どの分野にも共通して言えることではありますが、当然希少性が高くても人気がないようであれば価値が上がることは限られています。

 

先述したスポーツカーとのコラボ以外にも「ディズニー」とのコラボ作品は価値が高く有名です。

 

特に人気の高かった作品の1つに、2016年9月2日に発売された「レゴディズニーキャッスル 71040」があります。

 

 

ディズニーランドのメインシンボルであるシンデレラ城を再現したレゴとなっており、発売後すぐに売り切れ、店舗限定で再販されたモデルです。

 

対象年齢16歳以上、4000ピースを超える大人向けのレゴブロックとなっています。

 

販売時価格は53800円(税込)

 

こちらのレゴはAmazonで約10万円の値段で出品されています。

 

 

 

この他にもディズニーとコラボした作品は総じて人気が高く、希少性が高まる傾向にあります。

 

元々人気が高いキャラクターとレゴのコラボによってさらなる需要が生まれます。

 

求めている人がいるからこそ価値が決まることを覚えておきましょう。

レゴの価値を決める項目④ 販売価格

レゴには様々な商品がラインナップされており、小さいパッケージのものからパーツの総数が多いものまで多様です。

 

パーツの総数が多いものほど販売価格が高くなる傾向にあり、1000円のレゴブロックよりも10000円のレゴブロックの方が流通が少なく高額な値が付きやすくなります。

 

レゴブロックでも人気の高い「クリエイターエキスパートシリーズ」では、ほとんどのラインナップが1万円以上で販売されています。

 

高額な商品ほど製造個数が少ない傾向となるため、人気が出るとすぐに売り切れてしまう可能性があります。

レゴの価値を決める項目⑤ 保存状態

レゴブロックの保存状態も、価値を上げる要因の1つとして欠かすことの出来ない大きな項目の1つです。

 

レゴの保存状態

・新品(未開封)
・開封済み(箱・説明書あり)
・開封済み(箱・説明書なし)
・開封済み(ブロックの欠品)

 

新品である状態が最も価値が高く、下に進むつれて価値が半減してまいります。

 

箱の状態によっても価値は大きく変わってきます。特にレゴブロックは小さいパーツの集合体で作品が完成していきます。箱のダメージを避け、パーツの欠品などにの保管方法に気をつけることが価値を保つ結果に繋がっていきます。

レゴ投資のメリット

 

レゴブロックが実物資産として成り立つ以外にもメリットがあります。

 

レゴ投資のメリット

・価値がゼロにはならない

・市況に左右されない

・趣味の延長として行える

 

レゴ投資のメリット① 価値がゼロにはならない

株式投資などは企業の倒産などによって資産がゼロになってしまう恐れがあります。

 

投資の世界では一夜にして築き上げた資産がゼロになってしまうなどといった事例がありますが、レゴブロック投資でしたらその心配はありません。

 

1万円で買ったものが価値が下がり半値ほどの5000円となってしまう恐れもありますが、少なからず全くの価値がない状態、つまり0円になることはあり得ません。

レゴ投資のメリット② 市況に左右されない

おもちゃなどの現物資産は経済の不況などの影響を受けることが少ないです。

 

例えば、2008年に起こったリーマンショックなどでは、多くの企業が軒並みストップ安が続き、様々な業種がその影響を受ける形となりました。

 

しかし、そんな中でも、レゴブロックを初めとするおもちゃの価格が暴落することはありませんでした。

 

不況の影響により給与が悪化し消費が落ち込むことがあっても、そのおもちゃ自体の価値は変わらないといった事です。

レゴ投資のメリット③ 趣味の延長として行える

他の投資と大きく違うポイントとして、趣味の延長として行う事ができるのが魅力です。

 

元々レゴブロックがお好きの方でしたら、自身の趣味を楽しみながら資産の1つとして遊ぶ事も可能。

 

先述したクリエイターエキスパートシリーズの「10182 カフェコーナー」は、開封済みの中古品であっても5~7万円ほどで取引されています。開封してもなお発売時の定価の3倍ほどの値段で取引されているのです。

 

コレクションの一部として楽しみ、価値を維持した状態で楽しむ事が一番の投資と言えるかもしれません。

レゴ投資のデメリット

 

レゴブロック投資にはデメリットも存在します。

 

考えられる3つのリスク

・保管場所が必要

・保管方法に気を付ける必要がある

・再販の恐れ

 

レゴ投資のデメリット① 保管場所が必要

レゴブロックは、ジグソーパズルなどと一緒で箱に入った状態で販売されております。

 

1つ1つのパーツがとても小く、1つの作品に使用するパーツはとても膨大な数となる為、比例して梱包が大きくなります。

 

レゴブロックの箱はとてもかさばってしまう為、保管には大きなスペースが必要となります。1つのデメリットとして捉えておきましょう。

レゴ投資のデメリット② 保管方法に気を付ける必要がある

レゴの保管方法も価値を決める上で重要な項目の1つです。

 

価値を下げてしまう保管方法

・箱の劣化
・開封後のパーツの欠損
・説明書の不在

 

直射日光などが当たる場所に置いておくとレゴブロックの箱が変色してしまう為、置き場所選びも非常に重要といえ、湿気が多い場所での保管も箱にダメージを与えてしまい、価値が下がってしまう可能性がある為オススメはできません。

 

また、開封後のパーツの欠損は価値を大きく目減りさせてしまいますので注意しましょう。

レゴ投資のデメリット③ 再販の恐れ

製造停止となった商品でも、再販されて通常のおもちゃ屋に商品が並べば自ずと価値は下がってしまいます。

 

仮に10万円の価値が付いたレゴブロックでも、購入時と変わらない・購入時よりも価値が下がる結果へと繋がります。

 

レゴブロック市場最大のヒット作と言われる商品があります。

レゴ STARWARS 10179 ultimate collector's millennium Falcon」です。

 

大人気の映画スターウォーズに登場するハン・ソロ。

彼が乗っていた宇宙船(ミレニアム・ファルコン)をレゴで再現したモデルとなっており、発売当時にレゴ史上最大のパーツ数を使用し話題となりました。

 

こちらの販売値は元々500ドル、日本円にしておよそ6万円前後で発売されました。

 

この商品はプレミアム価格が付き、最高で50万円近い金額で取引がされ、現在もAmazonでは40万円近い値で販売されています。

 

 

しかし、この人気の影響ぶりを受けてレゴはミレニアム・ファルコンの再販に至りました。

 

再販されたモデルは「スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 75192」

 

 

 

新品価格はおよそ10万円。

 

まったく同じ内容で発売されたのではなく、パーツ数が約2500個以上増え、パッケージイラストも新たにグレードアップした形で再販されました。

 

2つのモデルの違いを確認してみましょう。

 

millennium Falcon
型番1017975192
高さ21cm21cm
長さ84cm84cm
56cm56cm
パーツ数5195個7541個
発売時価格USD499USD799

 

前作のミレニアム・ファルコンのパーツ数は5197個でしたが、再販されたモデルは7541個というパーツを使用して再現されています。

 

プレミアム効果として高くなってしまった前作よりも、再販されよりグレードアップされたレゴブロックの方が安くなってしまったという状態に陥っています。

 

しかし、再販されたといっても全く同じ内容の物が販売された訳ではありません。

 

大きさの変化はないものの、箱のデザインが代わりよりリアルになった分、パーツ数が多くなり作るのが大変になりました。前作も値崩れはしていませんが、今後の価値がどう影響を及ぼすかはまだ分からないと言えるでしょう。

レゴ投資でどれくらい利益が出る?

レゴブロックの利回りは購入した商品によって大きく異なります。

 

人気の筆頭として挙げられるのは、クリエイターエキスパートシリーズ。

 

このシリーズは定価が2万円にも及ぶ高額なおもちゃとなっている為、子供よりも大人向けの作品となっています。

 

第一弾として発売された「10182 カフェコーナー

 

メルカリでは新品の「10182 カフェコーナー」が17万円で取引されています。

 

 

当時の価格である1万7千円付近で購入すれば、およそ10年で10倍の値が付いたことになります。年利回り10%は投資用語の「テンバガー」とも表現されます。

 

また、メルカリでは「10182 カフェコーナー」の中古の箱だけで2000円の取引がされています。

 

クリエイターエキスパートシリーズはその名の通りシリーズ化されており、毎年1作品が発表され販売されている為、一作品ずつ購入していた方は車が買えるほどの資産へと変貌していたことになっていたでしょう。

レゴブロックに投資する方法

レゴブロックを購入するには大きく分けて2つの方法があります。

 

レゴブロックを購入する2つの方法

・お店で発売されている物を購入する

・ネットなどのフリマサイトで生産が停止されているものを購入する

レゴブロック投資を行うのは非常にシンプルです。

 

現在現行品として販売されていて、今後価値が上がっていきそうな商品を選定し購入する方法と、すでに生産がストップし価値が上向きかつ今後も更なる価格の上昇が見込めそうな商品を購入するといった2つの方法です。

 

全国の「レゴストア」や「トイザらス」、「amazon」や「楽天」などのネットショップでも購入する事が可能です。

お宝レゴを探す方法

 

ここからは、今後値上がりが起きそうな商品探しのコツをお伝えしていきます。

1.すでにプレミア価格となっているジャンルを調べる
2.レゴとコラボした人気の映画をチェックする
3.店頭で売り切れとなっている商品を探す

 

まずは最初にどの分野のレゴが人気があり高値で取引されているのかを見ましょう。最近では映画の公開の影響も相まって「STARWARS」シリーズが変わらずの人気となっており、また大ヒットとなった「アナと雪の女王」の続編の影響からこちらのシリーズの人気も高まっています。

 

特にディズニー作品のグッズは日本にみならず世界的にも大人気となっている為、プレミアム価格が付く可能性が高い傾向にあります。

 

お宝レゴの見つけ方① 映画の公開を先回りする

映画の公開・続編などが決まると、自ずとそれに関連した商品が注目され人気が出ます。

 

映画とのコラボレーションシリーズを先回りして購入することも1つのテクニックです。

 

お宝レゴの探し方

・1作目の興行収入やネットでの評判
・続編が出た際の映画の評価
・続編の期待度

 

この2つを意識するだけでも、今後値上がりが期待できるレゴが発見できるでしょう。

お宝レゴの見つけ方② 店頭で売り切れている商品を探す

レゴブロックを販売しているお店やネットショッピングを確認して、売り切れとなっている商品を探して見ましょう。

 

特に、家電量販店やトイザらスなどの大型のお店ほど商品ラインナップが多く、多数の在庫抱えている事が見受けられます。

 

商品に目星がついたらSNS等で検索をし、どれくらいの需要があるかを確認していきます。売り切れとなっていた場合でも、再入荷や売れ残っている店舗などもありますのでチェックが大事です。

 

単に人気があり売れただけかもしれませんし、工場のラインの問題かも知れません。

 

お店で商品を探す際は、可能であれば複数の店舗で商品を探すことをオススメいたします。理由として、お店毎に在庫状況が違う為です。

 

このようにしてネットではなくリアルで評価が高いレゴを探していきます。

お宝レゴの見つけ方③ アウトレットを利用する

 

三井ショッピングパーク系列のアウトレットなどにレゴブロックのお店が出店している場合があります。

 

ブランド品や洋服が安く購入できることで有名なアウトレットですが、レゴブロックも型落ちの物などが安く販売されています。中には30〜50%オフで購入できるものまでありますので、高額の商品などをお得に購入することができます。

お宝レゴの見つけ方④ 価格比較サイトを活用する

人気のジャンルで説明したディズニーとのコラボ作品「レゴディズニーキャッスル 71040」

 

 

こちらの作品を価格.comで検索をすると、値段が安い順で最安ショップを探すことができます。

 

 

Amazonでは10万円の物が、価格.comでは6万円という値段で売られているのが確認出来ます。

 

こちらの商品は並行輸入品となっており、Amazonよりも遥かに安い金額で購入することが可能です。

最後に

レゴは、ただのおもちゃではなく、資産価値を持つ可能性を秘めています。値上がりするセットを見極める眼力と、適切な保管・管理が求められる投資対象です。レゴ投資を始める前に、リスクとリターンをしっかりと理解し、賢明な選択をすることが大切です。

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