
2019年9月19日(木)
テレビ番組”カンブリア宮殿”が放送された。
今回の放送内容は、ユニクロやリーバイスが頼る「究極の生地」
ファッションには欠かすことの出来ないジーンズのデニムを作る会社カイハラ。
今回はそんなジーンズの生地を作るメーカーに迫る。
メード・イン・ジャパンのデニムメーカーとは?
目次
カイハラとは?
広島県の中心部から車で1時間のところにカイハラの本社がある。
カイハラは、世界が賞賛するジーンズのデニム生地を作成する会社。
1893年創業。
会長 貝原良治
年商182億円。
ユニクロやアメリカのジーンズ大手のリーバイス、更にはEDWINにもカイハラのデニム生地が使われている。
最初は絣の染めから会社をスタートさせ、絣の需要の減少からジーンズに技術を移していく。
その後、染色技術を用い、国内初のロープ染色機を1970年に作成。
カイハラは圧倒的な品質、染色の技術が一級品だと関係者は語る。
現在30カ国にデニムを提供している。
カイハラブルーの生地作り
原料となる原綿。
糸から生地までを作成する一貫生産が特徴。
この一貫性の生地制作は日本で唯一の会社だ。
染めの行程は、糸の中心にまで色が入らないようにする事。
あえて中心は綿の色の白のまま
こうする事によって、ジーンズの色落ちがとても綺麗に仕上がり、世界が絶賛する色合いになる。
この色はカイハラブルーと呼ばれている。
生地の毛羽を焼いて美しくする行程など、カイハラ独自の取り組みもある。
デニムのチェックは、社内試験を合格したものにのみ審査が出来る。
カイハラの技術
クライアントの色合いの要望に応えれる技術。
また、燃えにくいデニム生地など、年間800もの試作品が生み出されている。
現在カイハラには、5000種類以上ものサンプル品(ゴミ)がある。
製品化できるのは3割程度。
あえて残しておくのは、失敗から学ぶ事。失敗を重ねる事によって生き残っている。
リーバイスとの取引
世界的なジーンズブームが到来。
その生地不足から、アメリカから日本に買い付けに訪れる。
そこで出会ったのがカイハラの生地。
良質な生地を気に入り、1973年からリーバイスとの取引をスタートさせる。
ヒートテックジーンズ
2010年に発売。
大ヒットを記録し、冬のマストアイテムとなった。
この機能性にあふれたジーンズも、一年の試行錯誤の上完成に至った。
現在も機能性を意識したデニムの開発を行っている。
デニムの裏側にはカイハラの刻印が刻まれている。
ジーンズの達人
番組では福井にいるジーンズマニアのもとへ
ジーンズを履いたまま海へ
海で洗濯で洗濯するそうだ。
砂で擦り洗いし、再び海で洗い流す。
あえて大胆に行うことが、味が出て良いという。
ジーンズ以外の商品
表参道にあるお店"ノット”
時計の専門店。
ここの商品では、ベルト生地にデニムが使われている。
オニツカタイガーの店舗に行くとそこにはデニムのシューズが
メキシコ66パラティ
足に馴染みやすいという。
また、デニムを使ったクッションやソファーなどを部屋に置いたホテル
ジーンズ以外にもデニム生地の依頼が絶えない。
まとめ
日本が世界に誇れるデニム生地会社 カイハラ。
ぜひジーンズを購入する際はカイハラの生地を選びたい。