非上場株式に投資できる?「FUNDINNO」の仕組み・メリット・デメリットを解説!

投資家を悩ます1つの要因として、保有したい企業が上場しておらず買付が行えないという問題がありました。

 

そこで話題となっているのが株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」(ファンディーノ)

 

非上場の企業と投資家を繋ぐフォーマットとして誕生し、現在までに数多くの取引が行われています。

 

大手経済紙で数多く取り上げられている、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」とは一体どのようなものなのか?

 

この記事ではそんな「FUNDINNO」のメリット・デメリット・評判などを詳しく解説していきます。

 

この記事から分かる事

 

・FUNDINNOの仕組みが理解できる

・FUNDINNOのメリット・デメリットが分かる

・新たな投資先としてFUNDINNOの魅力が知れる

 

ぜひこの記事から魅力的な投資先を探すキッカケ作りに役立ててください。

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非上場株に投資できる「FUNDINNO」の仕組み

(画像引用元:FUNDINNO

 

「FUNDINNO」は未上場の株を購入したい投資家とその事業者を繋げる為のサービスです。

 

日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスのプラットフォームである「FUNDINNO」では、1口10万円前後の少額取引から、バイアウトやIPOなどを目指すベンチャー企業に投資が行えます。そして、投資先の企業から業績などのIR情報を継続して確認する事ができるサービスです。

 

通常、上場をする際にはある程度の規模、業績が求められる為、市場で購入できる株式ではベンチャー的要素は少なくなります。しかし、「FUNDINNO」のサービスを行えば、株主になることはもちろんの事、自身の応援する事業の成長とともに自信の金融資産である株式の価値も上がっていく為、共に成長ができるのが一番の魅力となっています。

 

クラウドファンディングでは返礼品等が主流ですが、株式投資型クラウドファンディングでは企業の価値の成長が利益に繋がる仕組みとなっています。

株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」の概要

 

 

 

「FUNDINNO」を運営する会社は、東京五反田に本社を持つ「株式会社日本クラウドキャピタル」が運営しています。

 

 

株式会社日本クラウドキャピタル(英 Japan Cloud Capital,inc.)
本社東京都品川区五反田5-25-18
設立年2015年11月
登録番号第1種少額電子募集取扱業者 第2957号
加入協会日本証券業協会
代表者CEO 柴原祐喜

COO 大浦学

取引銀行三菱UFJ銀行

楽天銀行

横浜銀行

事業内容第1種少額電子募集取扱業務

「FUNDINNO」の運営

 

2015年に設立と比較的若い企業となっており、日本初の第1種少額電子募集取扱業者として株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を発足。

 

ベンチャー企業の成長を支援し日本経済を発展させるという目的の元、誰しもが企業を応援できる制度作りを行っています。

 

設立から2年余りで100案件を突破している成長力も魅力の1つとなっています。

「FUNDINNO」で投資できる商品

「FUNDINNO」では2つの投資先に投資が行えます。

 

2つの投資先

・普通株

・FUNDINNO型新株予約券

 

普通株

普通株式への投資となる為、議決権を有し株主総会への出席が出来ます。

 

こちらは大手証券会社であるSBI証券などでも行える為、際立った真新しさはありません。

FUNDINNO型新株予約券

もう1つの投資先としてFUNDINNO型新株予約券に投資が行えます。

 

通常新株予約券は、上場を行っていない未上場の企業が発行する店頭有価証券ですが、当該発行会社の交付を受ける事が出来ます。

 

こちらは「権利」であり、株式ではありません。次回1億円以上の資金調達時に、転換価額と将来自身が受け取れる株式数が決定致します。

 

新株予約券の権利行使期間は7年間となっており、その期間中に権利行使を行い会社の株式を転換価額で取得する事ができます。

「FUNDINNO」のメリット

「FUNDINNO」のメリットは他の証券会社とは異なります。

 

FUNDINNOのメリット

・魅力的な投資先

・若い起業家が多い

・様々なイベント

 

「FUNDINNO」のメリット① 魅力的な投資先

「FUNDINNO」でクラウドファンディングを行っている会社は、魅力的な企業が多数募集を行っています。

 

 

支援金額が多かった企業を見てみると、「株式会社グッドラックスリー」の8990万円、「KOTOBUKI Medical 株式会社」の8930万円と、短期間で多額の資金が集まっています。

 

 

「株式会社グッドラックスリー」は、ブロックチェーン技術とエンタメを融合させた次世代のバーチャル世界を創り上げる事を目標に、自社の「RAKUN(ラクーン)」というプラットフォームを利用し、バーチャルとリアルを融合した経済圏を創り上げる事を目標としています。

 

 

(画像引用元:株式会社グッドラックスリー

 

グッドラックスリーが開発した国内初のブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」では、仮想通貨のイーサリアムでアプリ内の豚を取引・売買などが出来る全く新しいゲームアプリとなっています。

 

 

「KOTOBUKI Medical 株式会社」は、手術トレーニング機器の開発・製造を行なっている企業であり、医療スキルの向上につながる手術トレーニング用模擬臓器「VTT」の開発を行なっています。

(画像引用元:KOTOBUKI Medical 株式会社

 

医療技術の高度化により、見るだけでは学ぶ事が難しい治療も「VTT」を使用することで、よりリアルにシュミレーションが行え、医療技術の発達だけでなく、今後拡大が期待される医療シュミレーション市場の拡大に乗る事が期待されています。

 

このように、魅力的な事業を展開する企業が多数募集を行っている点が大きなメリットとなっています。

 

「FUNDINNO」のメリット② 若い起業家が多い

若く勢いのある企業家に投資できる機会は上場している企業でもありますが、「FUNDINNO」ではより多くの若き企業家が募集を行っています。

 

上の章で説明したグッドラックスリーの企業家である井上和久氏は1980年生まれと若く、他にも20代・30代という若き企業家が多数クラウドファンディングを求めています。

 

仮想通貨やバーチャル技術、AIなどの知識は、生まれた時からデジタルに囲まれた環境で生きてきた若手に軍配が上がります。また、若き経営者であればより若く優秀な人材を集める事も可能です。長期的な観点で見ても若手に投資できる機会は非常に希少であり、魅力的と言えます。

 

「FUNDINNO」のメリット③ 様々なイベント

「FUNDINNO」では様々なイベントを行っています。

 

イベントの内容としては、投資家と調達会社との企業の交流を図る為のセミナーや、節税が期待できるエンジェル投資家制度を学ぶ場などが月に数回程度開催されています。

 

様々な分野で活躍する企業家の声が直に聞ける場は、投資家にとっては欠かすことの出来ない情報です。

「FUNDINNO」のデメリット

「FUNDINNO」にはデメリットも存在します。

 

FUNDINNOのデメリット

・募集の締め切りが早い

・投資額の上限

・口座開設のハードル

 

「FUNDINNO」のデメリット① 募集の締め切りが早い

メリットでお伝えした通り、「FUNDINNO」では魅力的な企業がクラウドファンディングを行っています。故に、人気の分野や魅力的な内容の企業ほど、早くに募集金額が集まってしまい、応募が出来なくなってしまうリスクなどがあります。

 

こちらの企業は海中生活を当たり前のものにするというコンセプトの元、海中世界を身近に感じる次世代エンターティンメント空間を提供しています。ディズニーシーのアトラクションである海底2万マイルを彷彿とさせる内容です。

 

地球の70%を占める海を見直し、そこに新たなビジネスチャンスを計画している企業です。

 

企業名はOCEAN SPIRAL(オーシャンスパイラル)株式会社

 

OCEAN SPIRAL株式会社
本社東京都港区新橋2-11-10
設立2016年11月
代表取締役米澤徹哉
事業内容SEA BALOON事業

 

こちらの募集はわずか2分で限度額に達してしまうほどの速さで募集が終了致しました。

 

応募できたのはわずか68人であり、調達した金額は1305万円。

わずか2分で資金を調達できたことが確認できます。

 

下調べをし、投資を悩んでいる間に募集が終了してしまうなどの可能性もあります。

人気のものほど募集が殺到し、数分で募集が終了すると頭に入れておきましょう。

「FUNDINNO」のデメリット② 投資額の上限

「FUNDINNO」では3つの投資コースが用意されています。

 

FUNDINNO 3つのコース

・10万円

・25万円

・50万円

 

株式投資型クラウドファンディングの投資金額の上限は1社あたり50万円となっています。

 

投資金額の上限が決められている為、株式投資比べて1社あたりに投資出来る金額が決まってしまっている為、1社辺りの利益が限定的になってしまうという問題が挙げられます。

 

全ての企業に50万円の上限ではなく、1社で50万円の上限の為、他の魅力的な企業には問題なく投資が可能です。

「FUNDINNO」自体のサービス年数自体がまだ浅い為、今後サービスの浸透と共に上限額の改定が期待されます。

 

「FUNDINNO」のデメリット③ 口座開設のハードル

「FUNDINNO」で取引を行う為には、まず口座開設が必要になってきます。

 

大手の証券会社である「SBI証券」「マネックス証券」「楽天証券」などに比べて口座開設のハードルの高さが1つのデメリットとしてあげられます。

 

満 20 歳未満の方及び満 80 歳以上の方
1年以上の、有価証券の売買等の投資経験がない方
金融資産を 300 万円以上保有されてない方
投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金等の方
ご本人様以外でお申込みをされる方
暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力(第 7 条で定義する。)に該当される方
海外にお住まいの方、海外に居住地国を有する方等
米国市民(米国籍保有者)、グリーンカード保有者又は米国居住者の方
既に当サイトの投資家登録をされている方(重複登録は不可)
成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
外国政府等において重要な公的地位にある(あった)方及びその家族の方
法人の方(現在、法人の方の投資家登録は受け付けておりません)

「FUNDINNO」の利用規約を確認してみると、通常の証券口座を開設する際に必要としない項目がいくつか確認できます。
株式型クラウドファンディングを行う為には、ある程度の資金力・経験・知識が求められる為、口座開設の審査が厳しくなります。
裏を返せば良質な資金源を確保できる為、資金を募る企業、投資家の目線に立っていると考えられます。

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